ダイノックシート
ダイノックシートとは
木や石などの素材に近づけた硬質塩ビタックシートで、粘着剤付きの印刷化粧フィルムです。
ダイノックシートは住友3M社の商品名で同等品としては、
◆シーアイ化成 「ベルビアン」
◆サンゲツ 「リアテック」
◆リンテックサインシステム 「パロア」
などがあります。
ダイノックシートは、建具扉や建具三方枠、テーブルや収納棚などの家具、キッチン扉・本体やエレベーターなどいろんなものへ施工可能でインテリア、エクステリアのみならず今や建築やあらゆる装飾に欠かせないマテリアル(建材)です。
ダイノックフィルムは住友3M社が独自に開発した、強靭で柔軟な特殊塩ビフィルムがベースです。
その表面に、特殊な印刷技術を駆使してリアルな質感を追求し単色だけではなく、美しい木目模様やソフトな印象のレザータッチや抽象柄などを表現。色数、質感のバラエティが豊富で、あらゆる建物の、あらゆる空間に調和する、表面仕上げ材です。
ダイノックフィルムは、衝撃、摩擦、引っかきに対する耐久性をはじめ、耐熱・耐低温性、寸法安定性、耐火・耐塩・耐溶剤・耐科学薬品性など、あらゆる物理的・化学的特性において優れた性能を備えています。さらにダイノックシートは多曲面や複雑な形状にも対応できる優れた接着力としなやかさを誇っています。
例えば、中古マンションを購入してリフォームしたとします。
床や壁、カーテンなどは新しくなり新品のようになります。しかし替えのきかない建具やその周りを囲む三方枠や出窓の天板などがあります。既存のままの引っ掻きキズや結露などで剥がれて傷んだ天板などはどう処理するでしょう??
そこで、これらの建具を新品取替え(材料・取付け費)と比較するとコスト面で1/10で済みます。
では、金額が張るので塗装で済ませるとなると金額はダイノック施工と比べますと1/3で済みますが、部屋との調和や耐久性を考えますと断然ダイノックフィルムを使用した方が綺麗で意匠性も高く、耐久性は塗装の数倍です。
→施工事例
通常、内装化粧用素材と言えばクロスと呼ばれるものが一般的ですが、ウラに糊を塗って貼るそれらのものとはまったく性質が異なり、ノウハウも異なります。
もちろん不燃認定や、F☆☆☆☆も取得し、シックハウス対策も万全です。
◎F☆☆☆☆とは?
Fはホルムアルデヒド(Formaldehyde)の頭文字を表し、☆の数の多いほうがホルムアルデヒドを発散する量が少なくなります。改正建築基準法の規制対象外となる認定です。
◎シックハウスとは?
新築・改築の住宅やビルにおいて、化学物質による室内空気汚染などにより、居住者にさまざまな体調不良 が生じることです。